審査結果発表

実現させた夢部門 受賞プラン詳細

入選
審査結果
入選
プラン名
とちぎ協働まつり2013
実施日
平成25年10月27日
団体名
とちぎ協働まつり2013実行委員会
実施者名 土屋 裕子
主催
とちぎ協働まつり2013実行委員会、栃木市
開催場所
栃木総合運動公園(栃木県栃木市)
参加者数
23,000人
スタッフ数
300人
写真

地域活動の発表

体験状況
実施概要
「みんなですすむ明るい豊かなまちづくり」を理念に掲げ、「自分たちの住んでる地域への参画意識の拡大を図る」「市民、NPO、ボランティア、行政、企業の協働を目指し、お互いに理解・交流を深める」「協働社会の重要性を発信し、市民ネットワークの構築と発展を図る」ことを目的に賛同した市民が、自ら参加し築き上げているおまつりである。
その年の開催テーマは、実行委員長の思いのすべてが込められ、今年は「軌跡」だった。イベント内容の企画・運営は8つのエリアに分かれ、エリア長を中心に、開催テーマを意識しながら4月から会議を開き進めた。
資金調達は、開催前に「協働サポートステッカー」(※)を作成し、1枚500円で1,000枚を実行委員が手分けして販売する。各エリアの企画で必要となる経費は、このステッカーの売り上げを充てるので、必要な資金を自分たちで集めながら、イベントへの参加の呼びかけを行った。なお、ステッカーの購入者は、当日の抽選会に参加できる。全体にかかる経費は、協賛金や物販の出店料などで運営している。前日の準備、当日終了後の片づけを協働コアタイムと位置づけ、参加団体、出展社等のすべての方で準備と片づけを行う。
このように、市民自ら集まり協働による手作りのおまつりであり、市は、情報や施設・テントの貸出といった側面からの応援を行っている。

(※)2004〜2007年まではデザインはその年のテーマを事務局で文字にしていたが、2008年から「いわむらかずお」先生に直接交渉し、協働まつりの趣旨に賛同を頂き、無償でデザイン提供を受けている。
アピールポイント・参加動機等
市民自らが協働による多種多様な活動を行っていたが、この協働というものを何か形に表したいと思い、行動を起こし始ったのが、この「とちぎ協働まつり」である。
市内の高校生による地域活動の発表・展示やブースの運営、大学生や専門学生が、企画・運営に関わることにより、世代間交流の場となっている。また、学生以外の若者の参加も年々増加しており新しい息吹が取り入れられている。
渡良瀬遊水池(ラムサール条約湿地)や嘉右衛門町伝建地区(重要伝統的建造物群保存地区)に関する団体・職人や、伝統芸能のパフォーマンスにより、各地域の魅力をPRし、また今年は、各地域の連携を深めようと(※)、各地域の果物ジャム等の食材を持ち寄ったオリジナルスイーツ「キョードロール」を開発した。
飲食・物販エリアも各地域でがんばるNPO・企業・商店を紹介できるよう努めている。
地域をより良くしようと営業・活動する企業・NPOを紹介するイベントでもあり、多くの来場者から信頼・支持を得ようとする努力や、イベント終了後も協力関係が続く例が見られ、このイベントで得た顔と顔のつながりが、地域内に良い循環を生むものと期待している。
また、イベントの企画・運営に携わる事により、このまつりで埋めれたネットワークを活かし、他のイベント企画が立ち上がる例や、各参加者の個人の仕事の上でも活用している。さらに、協働の精神が参加者個人や地域に浸透することにより地域で活躍する若者が増え、将来を担い支える人材が育つ場に繋がっている。また、栃木市は数回の合併を経験しているため、各地域の市民がこのまつりに参加することにより、市民の一体感の醸成にもつながっている。
この協働まつりとしては注目度も高く、当市のまちづくりの活性化につながっている。
(※)2010年に栃木市・大平市・藤岡市・津賀町合併、2011年に西方町合併、2014年に岩舟町合併を予定していることから、市民の一体感を形にしたいという気持ちが背景にある。

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