審査結果発表

実現させた夢部門 受賞プラン詳細

入選
審査結果
入選
プラン名
藤棚・影絵 in 公園
実施日
平成26年11月8日の1日間
実施者名
大塲 真護
主催
吉備・陵南まちかど博物館 実行委員会
開催場所
撫川城址公園(岡山県岡山市)
参加者数
100人
スタッフ数
28人
写真

実施状況

実施状況
実施概要
2ヶ月前、神社の掃除の折に、町内で学童保育をされている方との立ち話で『影絵』をする事になる。
神社の入り口にある公園には、立派な藤棚がある。
ちょうど、11月には町内で『まちかど博物館』(8つのゾーンで、69の催し)があるので、試しに参加してみようとなった。
1回目の打ち合わせの日曜日に、演目は公園の花の手入れをされているおばさまの提案で『サルカニ合戦』となる。
三神社の周りには柿と栗が実をたわわに成っていることもあった。
読み手は、図書室にお勤めで読み聞かせをされていた方、電気周りは電器店にお勤めだった方、そして音楽は小学校勤務の方と次々に決まっていった。一週間前から準備を重ねていった。

◯ 場所:岡山市撫川城址公園
◯ 日時:11月8日(土)、18:30〜18:45(19:30,撤去)
◯ 器材:
人形=発泡スチロール板(硬質)、セロハン、アクリル板(操り棒)、鋲型のピン(関節などをとめる)白布(スクリーン)、黒布(スクリーンの下)、寒冷紗(藤棚を囲む)、OHP,小型ライト、キーボード、マイク、延長コード),黒テント布(客席)

(客席)
11/1(土)に、三神社の拝殿(12畳)で2時間、小学校低学年(学童保育)10名が絵を切り抜き、セロハン(色)をテープで貼り付け、アクリル板をガムテープで取り付けて完成させる(スタッフ:大人4名)。
そして当日、小学5年生の女の子を中心に8名が、午後1時に集まり役割を決めて人形を操る。
スタッフの大人の方々も持ち味を発揮されて10名のご参加。
18:30分前から、思いもかけず町内の人々が沢山見にいらっしゃって15分の上演を行う。
終わった後も、藤棚の中で観に来てた子供達が人形を映したりして遊んでいた。
アピールポイント・参加動機等
2年前、岡山県民文化祭の一環で『岡山芸術回廊・パフォーミングアーツ部会』の企画委員長を担当し、岡山城を始め7つの場所で『場所と記憶』をテーマに、幾多の催しを行った。
その中に岡山後楽園にある藤棚で『影絵と巨大紙芝居』を企画した。
『藤棚』を見た時に、影絵や紙芝居をするのに適した舞台装置と思い付いたのである。
その後、市民劇団の海外公演(台湾・新竹)を企画・制作し、それも一段落したので再び『藤棚での影絵』ができればいいなと思ってた矢先に、町内の学童保育をされている方と、やる方向で話が一致した。
予算は付いていないが、今までの活動で保有していた物(OHPは公共施設から借りた)と、近所の方の所有物で足りた。
教職中に中学生と影絵創りを始め、また退職後も指定管理者の建物(県文化プラザ)に勤務しながら、『場や、場にある物』を違った形で活用した多くの企画をしてきた経験を、町内で活かしていきたいと考えてきた夢が、今年様々なご縁で実現した。
そして思いの外、多くの参加者(大人+子供)と多くの観客が集まってこられたのに驚いた。
幸い、藤棚が設置されている公園は多くある。
来年、技術的な改良や『影絵クイズ、指影絵、仮面影絵劇』等を加えながら、町内はもちろん近くの町も『藤棚・影絵in公園』を実施し、子供から大人まで多くの方と『公園という場所』を楽しみたいと考えている。

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