実現した夢部門 受賞プラン詳細
優秀賞 |
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審査結果 |
優秀賞 | |
プラン名 |
おそとカフェ | |
実施日 |
2015年6月7日〜2016年10月22日のうちの約6日間 | |
団体名 |
おそとカフェ赤塚実行委員会 | |
実施者名 |
尾崎 司 | |
主催 |
まなぽーと成増、東京家政大学尾崎研究室、 (一社)Co-Creation Network |
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開催場所 |
赤塚しのがやと公園(東京都板橋区) | |
参加者数 |
100人 | |
スタッフ数 |
30人 | |
写真 |
段ボールハウスと防災ランタン |
流しそうめん |
実施状況 |
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実施概要 |
身近な公園を活用して「外遊びを通しての、乳幼児と親・学生の成長の場」を作りたいとの思いで、東京家政大学尾崎研究室と板橋区まなぽーと成増、そして地域が連携して、親子の外遊び支援と多世代交流をテーマにしたプロジェクト「おそとカフェ」をおこなっています。最近では老人会や地域NPO、中高生の参加がどんどん増え、多世代交流コミュニティができつつあります。今年、地域住民による実行委員会が発足し、地域交流の様子がローカルテレビ(2015、2016)や朝日新聞(2016)でも取りあげられました。おそとカフェは、公園の中で、@外遊びスペース(学生企画あり)、Aカフェ・スペース(焚き火・防災食・食育・親子調理)、Bコミュニティ・スペース(協働企画)という3つのスペースを構成し、年4回、実施しています。 例えば、7月には、@川で水遊び、砂場で宝探し、A太陽熱蓄電による電動かき氷機でかき氷、B生き物さがし、舟づくり、流しソーメンなどをおこない、20名を超えるボランティアと参加者のべ103名が楽しいひとときをすごしました。10月・秋のおそとカフェでは、@わくわく秘密基地づくり、A防災食、炊き出し、B防災ランタンづくり、七輪で縄文アクセサリー、父親による絵本ライブ、天体ボランティアによる星空観察会などをおこないました。昼から夜の時間帯に初めておこないましたが、ペットボトルの防災ランタンが夕暮れの公園をほのかに照らし、ダンボールハウスの中で親子が防災食を食べて特別な時間をすごす姿が見られました。 このように、2年目にして実行委員会が発足し、都市部の公園に親子の外遊び支援と多世代交流の場が実現しました! (来年度も継続) |
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アピールポイント・参加動機等 |
親子の外遊びが減少している今日、それを支援できないかとはじまったのが、おそとカフェです。それが回を重ねるごとに、地域の方をはじめ、若者(中高生)、老人会、商店街、地域団体の参加が増え、多世代交流の場になりました。こうなるまでには、有志が近隣住宅や中学校、町会、区・みどりと公園課などに何度も足を運び、プロジェクトの重要性を語りに行った経緯があります。一緒に汗をかいてくれる人を探したのです。若者の存在も大きく、楽しそうな雰囲気が人を集めました。人口減少・高齢社会と言われていますが、多世代交流・共生は身近なところから、今いる人たちと今あるモノ、そして人が持つ縁を活用することからはじまります。 今年は地域住民による実行委員会ができ、月1〜2回ペースでミーティングをおこなっています。7月のおそとカフェ終了後のミーティングで、「あの後も、川に水が流れるようになったので、何組も親子が遊びに来るようになった。自発的に公園を掃除をする人も出てきた」と実行委員長が嬉しそうに発言しました。この方は、公園近隣に住み、いつも自主的に公園掃除をしている方で、公園をいつも見守っています。ポンプの故障で数年小川に水が流れていなかったのですが、子どもたちのためにと区・みどりと公園課が修理してくれたのです。この発言をきっかけに、大きくなっても「昔、この公園でよく遊んだなあ」という原風景があることが大切だねという話で盛り上がりました。 おそとカフェでは、単なる遊び場やイベントではなく、「公園を活用して、こんなことができますよ」という提案をしていきたいと思っています。10月の夕暮れどきに防災ランタンで照らし出された公園は、いつもの公園とは違い、とてもステキな空間となりました。住民と共に公園をどう育てていくのかをこれからも考えていきたいです。 |