実現した夢部門 受賞プラン詳細
入選 |
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審査結果 |
入選 | |
プラン名 |
「緑道ピクニック」「」、スピンオフ企画「Neighborhood Glamping」 | |
実施日 |
平成28年3月28日〜平成28年10月2日のうちの6日間 | |
団体名 |
泉北をつむぐまちとわたしプロジェクト | |
実施者名 |
三井 孝則 | |
主催 |
泉北をつむぐまちとわたしプロジェクト | |
開催場所 |
大蓮公園・泉ヶ丘緑道(大阪府堺市南区) | |
参加者数 |
1,000人 | |
スタッフ数 |
10人 | |
写真 |
Neighborhood Glamping 実施状況 |
ピクニック・青空ヨガ |
ピクニック全体風景 |
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実施概要 |
泉北ニュータウン・泉ヶ丘駅前に位置する大規模公園である大蓮公園で、誰でも参加できる、ちょっとおしゃれなピクニックイベント:『緑道ピクニック』『』、そしてそれを「夏の夜版」に発展させたグランピング(=少し豪華なキャンプ)イベント:『Neighborhood Glamping(=近所でグランピング、の意)』を開催しました。 なお、『緑道ピクニック』『』については平成28年7月から毎月第1日曜日の定例企画として実施中で、今後も継続して活動・開催していく予定です。 ◆1.緑道ピクニック(3月6日・7月3日・9月4日・10月2日に実施) ・大蓮公園発着で、泉北ニュータウン内を通る遊歩道(緑道)の一つ、泉ヶ丘緑道でのランニングプログラム「Good Morning 緑道 RUN!」を実施し、ランニングを通じてご近所のランナーたちとも交流しました。 ・青空の下で行うプログラムとして、「KaQiLa 〜カキラ〜」「青空ヨガ」を実施し、興味を持ってくれた夫婦、子連れの家族などと一緒に、公園の芝生の上でのエクササイズを満喫しました。 ・料理好きで将来自分のカフェを開きたいと思っているメンバーが、友人たちと一緒に、泉北産の食材を使って作ったランチBOXを販売し、来場者にも、地元の食材・食品に興味と関心を高めてもらうことができました。 ◆2.(7月3日・9月4日・10月2日に実施)(※LOTUSは蓮を意味する英語で、大蓮公園の「蓮」から取りました) ここでは、泉北に比較的新しく誕生して、店主も若い、こだわりの珈琲店・菓子店に声をかけて、緑道ピクニック開催日の大蓮公園に臨時出店してもらい(しつらえなどの裏方は、私たちが担当しました)、かわいいカフェを限定オープンしました。この日だけの限定メニューや、屋根付きのテーブルセットも用意し、「いつもの大蓮公園で、おいしいコーヒーやパンを楽しんだり、お菓子を食べることができる」ということでアピールし、当日、公園に遊びに来た人たちにも好評でした。 ◆3.Neighborhood Glamping(8月20日・21日に実施) 「夜の公園は怖い」だけじゃなくて、もっと魅力的で楽しいこともできるはず!夜の公園を楽しもう!!をテーマに、日中は暑くて公園で過ごしにくい8月は、大蓮公園でのグランピングを実施しました(夕方〜翌朝の時間帯で、宿泊体験を伴うため、社会実験の形で堺市の事前許可を得ました)。この時は、地元泉北産の食材を使ったディナーに、キャンドルナイト、ナイトシネマの上映、芝生広場にテントを張って宿泊、そして翌朝はいつもよりずっと早い時間(5時半〜)の「Good Morning緑道 RUN!」、毎週日曜日に地元の方々が同じ場所でやっておられるラジオ体操に参加するなど、盛りだくさんのプログラムを、facebookでリアルタイムに発信しながら実施しました。facebookでは、「あの大蓮公園でこんなことを?」「次は参加したい!」など、驚きを含めた大きな反響がありました。 |
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アピールポイント・参加動機等 |
大阪府堺市南区にある泉北ニュータウンは、千里ニュータウンや多摩ニュータウンなどとともに、高度経済成長期に開発されたベッドタウンで、平成29年度にまちびらき50周年を迎えます。まちも道路も公園も、適度に計画された、住みやすいエリアではあるのですが、開発から半世紀近くが経った今、私たちは、ここでの住まい方・過ごし方、公園や緑の利活用の点で、以下のような傾向が出ていることに気づきました。 ・エリア面積のうち、住宅の機能が大部分を占めているために、若い世代が日中や休日に楽しめるところが少なく、何かしようとすると、他地域へ行くしかない”ように見える”。(実際、週末の外出だけでなく、プライベートを含めた「生活の質」を求める若い世代の人たちは、他地域に転居してしまうことがある。) ・堺市は大阪府下での農業産出額が第1位であり、特に南区は堺市内で最も農業が盛んである(人口1人当たりの公園面積が26平方メートルと豊かな緑空間を有している)。にもかかわらず、実際には、公園や緑道といった公共空間が、あまり利用されていない。子どもたちにも、公園は危ないから近寄るなと教えられていることすらある。 そんな現実を知った私たちは、泉北に豊かにある公園・緑道の強みを活かし、何より自分たちも楽しむことができるような企画をしたいと考え、まずは泉北の中心となっている泉ヶ丘地区の最寄りにある大きな都市公園(大蓮公園)で、月に1回のピクニックイベントを開催していこうということを決めました。 イベント当日は、子育て世代からお年寄りまで、幅広い世代の方にご参加いただいています。続けているうちに、地元の老人会の方から感謝の言葉をいただいたり、朝のラジオ体操にも一緒に参加させてもらって交流したりと、多様な人と世代が交流する場となりつつあります。 また、参加された方に協力していただいたアンケートからも、「公園や緑道の魅力を知ることができた」「もっと足を運びたいと思った」という意見が多かったということから、今後の展開への手ごたえも感じています。 このような企画によって、泉北の人たちに、身近な公園や緑道の魅力、またその活用の仕方を改めて気づいてもらい、近所の公園にも日頃から足を運んでもらえるようになれば、そこでまた新たな交流が生まれ、まちが元気になっていくのではないかと期待しています。 今後も、泉北ニュータウンを中心として、泉北地域の魅力が、泉北の人に広く知られ、伝え・伝わるような企画を行いながら、より多くの人に公園や緑道に足を運んでもらいたいと考えています。そして、そこでたくさんの交流が生まれることで、「オールドタウン」化する泉北ニュータウンで、泉北ならではのまちの活性化につながっていけばよいなと思っています。 |