審査結果発表

実現した夢部門 受賞プラン詳細

最優秀賞
審査結果
最優秀賞
プラン名
桂公園こどもランド プロジェクト
実施日
2015年4月30日〜2017年9月20日のうちの900日間
団体名
NPO法人 桂公園こどもランド
主催
NPO法人 桂公園こどもランド
開催場所
桂公園(新潟県十日町市)
参加者数
1,500人
スタッフ数
30人
写真

実施状況

実施状況

実施状況
実施概要
2015年に、春〜秋は日除け雨除けの休憩所となり冬は屋外遊具を格納するための建物の、改修工事をしました。倒壊寸前の建物でしたが、市の助成金と多くのご寄付、ボランティア作業により周囲の景観と調和した機能性の高い建物となりました。
同年11月には子育て世代の家族を対象としたライブやダンス・フリーマーケットなどで公園復活のお披露目イベントを行い、建物の改修工事と同時進行で造成された長さ約60メートルの花壇には、翌年春のためにビオラやパンジーの苗、チューリップの球根などが子供達の手によって植えられました。
2016年には、建物の隅に眠っていた数十年前の電動遊具やゴーカートをオーバーホールし、今風にペイントして復活させ、同年8月にお披露目のイベントを行いました。
前年に造成された花壇の隣もコミニュティガーデンとして造成。イベントに合わせて雑草を伸ばし、「アルパカ」や「ヤギ」のふれあい動物園を行いました。(翌春は菜の花畑にして、チューリップやビオラと共に公園を彩りました。)
2017年には倒木の危険性が高い公園内の杉林を伐採し、ドングリ拾いや、クワガタやカブトムシなどの昆虫採取が出来るコナラやクヌギ、シラカシなどを植樹しました。
傍には冬季の管理が簡単な土管遊具を設置、子供達の興味を引くようにアレンジしました。
活動当初から、ボランティアの多くは子供達のためにとSNSや口コミを通して来てくれる方々が多く、県外の方・外国人の方、中には自転車で日本一周の途中で2〜3日滞在し、ブランコのペイントをしていってくれた大学生もいました。
お披露目のイベントは今年10月15日を予定しています。
アピールポイント・参加動機等
新潟県十日町市は日本有数の豪雪地です。そのため屋外遊具の冬季管理が難しく、子供や子育て世代の家族が遊べる公園がありません。
比較的遊具が多く設置され、かつてはゴーカートに乗れる公園として人気が高かった桂公園も、設備の経年劣化と共に管理者不在となり荒廃著しい状況でした。
子育て世代の多くから「十日町にも子供を連れていける公園が欲しい!」との要望があった事から、有志でNPO法人を設立し、桂公園のリノベーションを始める事にしました。
その後約2年半になりますが、リノベーション毎に子育て世代の家族を対象としたイベントを開催し、行政や企業に支援を訴えると共に、ボランティアや市民、子育て世代を中心とした来園者の輪を広げています。
最近休日には子育て世代のママさん達によるSNSや口コミ効果か多くの来園者で賑わい、平日には市内多くの保育園が遠足に来るようになりました。
また、「自分が子供の頃この公園で遊んで、とても楽しかった!」と、子供を連れて遊びに来られるお父さんお母さんがとても多くいらっしゃいます。
十日町市では毎年多くの若者が都会に流出していくため、少子高齢化が加速しています。
子供の頃、親子で楽しく遊んだ事が深層記憶として残り、その事が少しでもUターンのきっかけとなり、故郷を子育ての場所として選択してくれるようになる事を願いながら、これからも親子で楽しめる公園づくりをしていきたいと考えています。

一覧画面へ戻る