審査結果発表

実現した夢部門 受賞プラン詳細

優秀賞
審査結果
優秀賞
プラン名
おむすびで結ぶ るなぱあく
実施日
2017年 3月 4日〜2019年 3月 3日
団体名
群馬県立勢多農林高等学校、前橋工科大学 地域・交通計画研究室
主催
株式会社オリエンタル群馬(公園指定管理者)
開催場所
前橋市 中央児童遊園「るなぱあく」( 群馬県前橋市 )
参加人数
100人
スタッフ数
10人
写真

高校生、大学生、農家、地元企業 総出での田植え実習

ワークショップ「おむすびで結ぶ るなぱーく」(高校生と参加した親子の皆さん)

高校生による来園者へのおむすび販売
実施概要
 【米づくり活動(本応募に関する継続的活動)】前橋市の高校生(群馬県立勢多農林高校)、大学生(前橋工科大学 地域・交通計画研究室)、市民、農家、地元企業らが一緒になって、前橋市富士見地区の遊休農地を活用し、米づくりをしています。米づくり活動は、高校と大学の授業の一環として位置付け、市民が参加しながら、農家の指導を受けて実施しています。農薬を極力控え、田植え後の除草剤散布1回のみとしています。手作業にこだわり、手植え、手刈り、天日干しをし、米づくりに愛情を注いでいます。

 【公園における連携活動(本応募の主な活動)】中央児童遊園「るなぱあく」(都市公園の前橋公園内)で、皆でつくった米を使い、親子を対象としておむすび作りワークショップ「おむすびで結ぶ るなぱあく」を実施しています。
  • 高校生が米づくりのストーリーを語り、高校生が子どもにおむすびの作り方を教えます。参加者や来園者からは、「がんばったね」、「すごいね」、「おむすびおいしいね」などのねぎらいの言葉をいただきました。また、自治体、学校関係者、農家からも高評価をいただいています。
  • ワークショップでの体験と高評価をいただいたことが、高校生らのモチベーション向上にもつながり、2年目の米の品質は各段に向上しました(食味分析の結果による)。
  • 高校生らは活動を通して、学習意欲の向上や、地域、公園への関心の高まりもみられることが検証されました(土木学会論文集に掲載決定)。
  • 現在は親子田んぼオーナー制度へと繋がり、手づくりの米の購入の他、市民が自分たちで育てたお米を食べる機会を提供する仕組みを構築しました。
◎以上より、おむすびにより、公園を会場に、高校生・大学生、市民、農家、地元企業が結び付くという「おむすびで結ぶ るなぱあく」の夢がかないました。
アピールポイント・参加動機等
【アピールポイント1】田植えから稲刈り、脱穀、加工、おむすび販売までの6次産業化を図ることができました。6次産業化には多様な主体が関わることができました。公園は、第2次産業(おむすびづくり)、第3次産業(販売)の場となりました。

【アピールポイント2】遊休農地、地域の人材、公園などの地域資源を有効活用し、新たな使い方・意義を提起しました。遊休農地活用により、教育の場としての活用、景観向上の効果がありました。公園を中心とし、高校生、大学生、市民、地域企業の交流による新たなコミュニティが構築されました。

【アピールポイント3】農業や緑・公園を理解する将来の人材育成のために、米づくり技術や環境の大切さを農家から若者へと継承するきっかけをつくりました。米づくり活動と「おむすびで結ぶ るなぱあく」は、2019年度も継続しています。公園が農村と都市をつなげ、6次産業化の拠点となるきっかけとなりました。

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