審査結果発表

実現した夢部門 受賞プラン詳細

優秀賞
審査結果
優秀賞
プラン名
公園から地域へ・そして次世代へ!自然の魅力を見つけ・楽しみ・発信する人を育む夢の実現
実施日
2016年1月1日〜2020年9月30日の間の302日間
団体名
雨ふる大地の水辺保全ネットワーク
主催
雨ふる大地の水辺保全ネットワーク
開催場所
大阪府営石川河川公園 他
参加人数
7,422人
スタッフ数
148人
写真

実施状況写真

実施状況写真

実施状況写真
実施概要
 流域という水のつながりをテーマに流域の人・公園・自然・文化をつなぐことを目的に流域で連携するネットワークとして雨ふる大地の水辺保全ネットワーク(以下ネットワーク)が誕生しました。
 現在では石川流域の2つの府営公園(石川河川公園・長野公園)と4つの市民団体(飛鳥川じゃこ取りネットワーク 南河内自然と子どもネットワーク 太子eメガネ 南河内水生生物研究会)が参加し、オブザーバーとして大阪府富田林土木事務所私の水辺南河内区実行委員会の協力のもと年間60回以上の取り組みをおこない、1000名を超える方々に足もとの自然の魅力を発信しています。

具体的な取り組み
・石川流域水族館
2013年より毎年、石川河川公園にて石川流域に生息している水生生物の展示と解説をおこなう水族館を開園しています。当初は大人で展示する魚を取りに.きましたが、今では小中高校生が中心となって魚とりや展示物の解説などを行うようになりました。

・ファミリネイチャープログラム
石川河川公園と長野公園が中心となって自然観察の取り組みを行っています。2019年度から始まり、参加団体が様々な工夫を凝らして年間30回以上実施しました。
ファミリーネイチャープログラムでは、石川河川公園・長野公園のほかに近つ花鳥風土記の丘で古墳について学びながら、古墳の眠る森について知識を深める取り組みも行いました。

・川流域生き物キッズ
2020年度から始まった年間プログラムで、生きものキッズメンバーは15名います。
毎2回の活動に参加し、石川河川公園と長野公園を中心にさまざまな自然で体験活動をおこないます。

・TokoToko
上記の様々な取り組みに参加した小学生が歳を重ね、高校大学生になると、指導者として小学生の指導を担うようになっています。当ネットワークが事務局を務め現時点で30名が所属し、府営公園で開催されるファミリネイチャープログラムや生きものキッズに指導者やリーダーとして参加しています。つまり、ファミリネイチャープログラム・石川流域生き物キッズ・TokoToko が一体となって、次世代のリーダーを育む取り組みとなっています。
アピールポイント・参加動機等
 大阪府南東眉宇を流れる石川の流域には古代の古墳や自然に恵まれた地域です。流域には絶滅危惧種のカワバタモロコという魚やアユが泳ぐ石川があります。しかし、それらの足元の自然の魅力に気づく人は多くありません。
 石川流域の豊かな自然の魅力に着目し個々で活動していた人々がさらに多くの人に石川流域の魅力を発信したい!そして、次世代につなげたい!という思いを持った方々が集まりました。
 流域という水のつながりをテーマに人・公園・自然・文化を繋ぐことを目的にそれらに興味関心のあるグループや個人が流域で連携するネットワークが生まれました。それぞれの所属する団体ごとにフィールドがあり、そこで自然観察会が行われます。それらをファミリーネイチャープログラムとして統一し、多くの方に発信することで、多くの参加者が生まれました。
 それらの取り組みが進むと、参加者の中から「もっと深く参加したい!」という人が現れ、それらの自然に興味関心の深い親子が集まるグループが生まれました(現在は石川流域生き物キッズ、以前は生き物クラブ・生き物探検隊・マメパト隊など複数あり)。それらの取り組みは小学生までの年齢制限が合いました。しかし、中学生になっても興味のある子が多く、中学生以上のメンバーで特別なプログラムを実施するグループTokoTokoが組織されました。

最もアピールしたい点は以下の2点です。

アピールポイント1
 石川流域の自然を小学生の時に府営公園の自然観察会がきっかけで知った子どもが、生き物キッズなどの小学生のグループに入り、仲間を作り、現在では高校生・大学生になり、TokoTokoとして石川流域の自然の魅力を発信する側となり懸命に次の世代のために活動している。

アピールポイント2
 府営公園での活動が公園内にとどまらず、地域全体(石川流域全体)を巻き込み、地域の自然の魅力を発信する次の担い手を育てるという夢を実現している。

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