審査結果発表

実現した夢部門 受賞プラン詳細

入選
審査結果
入選
プラン名
Books and English Garden
実施日
2019年5月12日
団体名
リボンの会
主催
リボンの会
開催場所
みやまイギリス庭園(岡山県玉野市)
参加人数
400人
スタッフ数
30人
写真

移動図書館が公園に来たよ

ガゼボでBook Trade

絵本の読み聞かせを楽しむ時間
実施概要
 岡山県南に位置する玉野市が誇るみやま公園内にあるイギリス庭園内に玉野市立図書館管理の「移動図書館めばる号」で1400冊の本を搬入し、一日限定でイギリス庭園図書館に替えました。庭園内に6ブースを「野菜づくりの庭」「イギリス作家の庭」「絵本の庭」「恋愛の庭」「イギリスを知る庭」「植物の庭」に分け、関連ある書籍を、面展台、木製の作業台に展示しました。
 また、庭園内の中央にあるガゼボでは、自宅から本を持ち込んだ本を交換し合うBook Tradeコーナーを作り、本好きにはたまらないと好評でした。図書館の本と混ざらないようにオリジナルシールも作成しました。
 子どもたちが集まる「絵本の庭」では、玉野・灘崎子ども劇場の方々や、地元高校生の参加もあり、絵本の読み聞かせ、しおりを作成するワークショップも開催しました。今回のイベント時のみですが、市内の菓子業者の協力で小さなCafeも開店し一日ゆっくりと時間を過ごすことができました。
このイベントは、当初から春と秋に開催する予定で準備をしていました。秋は11月23日にMeets and English Garden深山イギリス庭園で出会いを楽しむ日を開催し2000人を超える方々に参加していただきました。秋は芸術の秋として、石の作家、鉄の作家、イラストレ―タ―の6人の力作を展示し、市民の作品も広く応募してくださり、枯れ木に麻ひもを巻き付けて絵手紙を花が咲いたように展示、障害者の方が施設で丁寧に仕上げた絵を15点展示するなど、作品を通じた出会いに楽しい一日でした。また、子どもふろしき市も開催しました。子どもがSDGsの観点から、自分には不要になったが、他の誰かに使ってもらう。体験をふろしきサイズのお店を開いて、売り買いを体験。「いらっしゃいませ」の言葉がかわいくて財布のひもが緩みっぱなしでした。
アピールポイント・参加動機等
 市には2020年3月末で市民が文化を発表するホールが、老朽化のため無くなってしまいました。当面は、新しい建物を建設する予定がなく、近隣の他市の施設を代替えとして使うようになってしまう中で、建物がなくても文化を発表できる工夫がない物かと考えて、新緑の美しい頃に一日図書館、秋のイベントは一日美術館のコンセプトで開催しました。今年の2020年11月はコロナ禍ではありますが、Music and English Gardenを予定し、一日音楽会を開催したいと思います。

 これらのイベントは、1団体ではできないことを、地元の色々な団体が協力し、強みを生かし、つながることで新しい文化・イベントが開催されました。地元の高校生の参加も、自主的に、自分たちにできることを模索しながらの参加となり「地域課題に向き合う学習につながりました。」と学校側からの感想もいただきました。

 さらには。瀬戸内芸術祭開催期間終了直後でもあり、玉野市の魅力を他市、他県に紹介することができるイベントになりました。参加した団体や高校生が共に知恵を出し合い、新しく何かが生まれるプロセスを楽しんだ実践したモデルです。

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