審査結果発表

実現した夢部門 受賞プラン詳細

優秀賞
審査結果
優秀賞
プラン名
あぐりの丘をやりたい夢が集まる丘へ!「あぐりの丘でやってみようプロジェクト」
実施日
2017年4月1日〜2021年9月30日 709日間
団体名
あぐりネットワーク (松尾 健蔵 ほか)
主催
あぐりネットワーク
開催場所
長崎市 いこいの里 あぐりの丘 (長崎県長崎市)
参加人数
延べ 15,399人
スタッフ数
延べ 2,233 人
写真

あぐりフェスの様子

てづくり里山看板設置の様子

あぐりネットワーク集合写真
実施概要
あぐりの丘は、長崎市が運営する約50haの敷地が広がる農業公園型施設です。
1998年のオープン当時は来園者が47万人に上りましたが、運営企業の撤退もあり、一度は14万人まで減少しました。その後、長崎市の直営となりますが、オープン当時一緒に行っていた子どもが大きくなったなどの理由で、私たち市民からは少し縁遠い存在になっていました。

【2017年〜2019年の取り組み】
2013年から、長崎市の取り組みで、市民の力であぐりの丘に新たな魅力を生み出すためのワークショップ「あぐりの学校」が始まりました。このプロジェクトが契機となり、市民であぐりの丘でやってみたい夢(アイデア)をみんなで持ち寄り、その夢を実現するための活動をスタートさせました。最初は6団体からスタートしましたが、その後あぐりフェスを毎年開催し、仲間が増えていき、現在は約30の市民活動団体(あぐりネットワーク所属団体)が常時あぐりの丘で活動し、年間200以上(2017年 269回 / 2018年 303回/ 2019 年 137回)のイベントや活動を行なっています。

【具体的な活動】
  • あぐりフェス「あぐりの丘でやってみよう!」(春・秋開催)
    あぐりネットワークが主催となり、約半年の準備期間を経て、毎回新しい実施してみたい夢(アイデア)を考え、社会実験としてアイデアを実施する催し。この5年間で5回開催(累計では13回の開催)。毎回、約25のプログラムを実施し、約2000人のお客さんが来場されます。
  • 竹細工教室 月2回
  • 陶芸教室 月2回
  • 手作り体験教室
  • 流星観察会
  • オリーブの植樹・普及活動
  • ガーデニング活動 など
【2020年〜の取り組み】
コロナ禍でイベントが自粛される中、密にならず公園を楽しんでもらえる方法として、自然豊かな里山エリアを市民に楽しんでもらいたいと考えました。そこで、これまで活動してきたネットワークや長崎市との関係性を活かし、話し合いを重ね、看板の配置、デザイン、資材の調達などを自分たちで行い、看板を設置しました。
アピールポイント・参加動機等
アピール@夢の実現
2014年のワークショップで作成した、あぐりの丘でやってみたい夢を41個掲げました。現在までに、たくさんの団体と連携し、20の夢を実際に実現しています。実現した夢の内容(一部)はこちら。
(ニホンミツバチの養蜂/あぐりの丘で婚活/クラフトマーケット/ストリートダンス/ランニング教室/森林ヨガ/星空観察会/里山看板/パークウェディング/オリーブの植樹/焚き火大会/など)

アピールA活動の数
管理者(市)が、来園者に対してイベントやサービスを行うのはもちろんですが、あぐりの丘の場合は活動する市民団体もイベント実施者となり、管理者の倍以上のイベント実施数をほこっています。

アピールB活動の仕組みづくり
イベントの開催だけではなく、常に活動が生まれ、実施できるような仕組みづくりにも力を入れており、毎年1回、長崎市と共催で、活動報告会を開催しております。報告会では、活動のルールや活動理念などを見直し、その内容を「あぐりの丘の活動の手引き」としてまとめ、毎年更新をしております。活動の手引きには、市民活動の目標、理念、活動の要件、などを盛り込んでいます。

アピールC公園の課題解決にも寄与する活動
あぐりネットワークの活動で大事にしているのは、「できること」「やりたいこと」「求められていること(公園や地域から)」の3つの要素が重なる夢(アイデア)を目指すことです。自分たちがやりたくてできることだけではなく、公園の賑わいづくりにつながるか、公園の弱点を補うことができているか、を常に考え、実現して行っています。特に里山エリアの看板作りでは、これまで市が整備できていなかった誘導板の設置を提案し、実施することができました。また、コロナ禍における市民ニーズを汲み取り、自然が豊かで密にならない里山エリアにスポットをあて、活動を展開しました。
参考URL:https://aguri-hill.com/siminkatudou/simin/

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