公園・夢プラン大賞2022 実施結果発表
公園・夢プラン大賞2022では、2022年4月22日(金)〜2022年9月30日(金)にかけて「実現した夢」「やりたい夢」の2部門を募集しました。
公園で行われ、皆さんの夢の実現となった「実現した夢」部門には30件、公園でやってみたいアイデアを募集する「やりたい夢」部門では436件の応募が寄せられました。審査会は2022年11月22日(火)に行われ、各部門の賞を決定いたしました。
多くの皆様にご応募いただき、誠にありがとうございました。そして受賞された皆様、おめでとうございます。
審査会
審査委員長 | 三島 孔明 | 千葉大学大学院園芸学研究院 准教授 | |
審査委員 | 宮地 克昌 | 二松學舍大学国際経営学科(ビジネスアイデア論) | |
審査委員 | 荻原 礼子 | (有)結まちづくり計画室 代表 | |
審査委員 | ジャーナリスト/旅記者 | ||
審査委員 | 小田原 一記 | (公財)日本レクリエーション協会 専務理事・事務局長 | |
審査委員 | 浦田 啓充 | (一社)日本公園緑地協会 常務理事 | |
審査委員 | 舟引 俊明 | (一財)公園財団 副理事長 | |
オブザーバー | 町田 誠 | (一財)公園財団 常務理事 |
公園・夢プラン大賞2022 審査委員長講評
「実現した夢部門」では、SDGsへの関心の高まりを反映した活動や、食をテーマにしたもの、地域社会が持つ課題解決に取り組んだものなど、昨今の社会状況を反映したものが多く見られました。審査の結果、放置竹林を多くの人々がかかわって整備・活用する活動や、表現活動をテーマにしたイベント、高校生のデザインによる公園内の広場づくり、草花の観察をテーマとしたイベント、山の中に手作りで遊び空間を作った活動などが入賞の対象となりました。これらの入賞対象となった取り組みは、いずれも優れており、甲乙つけがたいものでした。そのため、入賞を9点とし、最優秀賞1点、優秀賞2点、入選6点としました。
「やりたい夢部門」では、今回も様々な優れたアイデアが多数寄せられました。審査の結果、アートで公園をリニューアルするものや、介護、農と食、外来種に関するものなど、時代のニーズを捉えたアイデアや身の回りの環境への気づきを与えるようなアイデアなどが入賞しました。
今回、公園の利用・管理運営組織としては今まで見られなかった業態からの応募がみられました。また、10代からの優れた応募も数多く見られました。様々な立場、幅広い年代の方々が、公園を自然環境に触れることができたり多くの人が交流できる場所として認識し、現在の社会的課題の解決や暮らしを豊かにする活動が実現できる場としてとらえていると感じました。今後も、様々な方からの新しく、自由で楽しい取り組みやアイデアを楽しみにしております。
審査委員長紹介
三島 孔明(Komei Mishima)
千葉大学大学院園芸学研究院 准教授
1997年より千葉大学園芸学部に勤務。着任後は、緑地の生理・心理的効果や樹木の生長特性、緑地の利用、環境教育、社会園芸学に関する教育と研究に携わった。現在の主な専門は、環境教育、人と緑とのかかわり、食農体験、環境分野の教育と情報普及など。担当授業は、環境教育学概論(学部)、ランドスケーププロジェクト演習(博士前期課程)ほか。授業の一環として、自治体やNPO等の協力のもと、子ども向けの自然に触れる活動や科学講座の実践指導を行っている。
所属学会は、日本環境教育学会、日本農業教育学会、日本造園学会、人間・植物関係学会ほか。日本造園学会では、技術者の継続教育制度の設立と運営に携わってきた。また、松戸市食育推進会議委員、公益社団法人松戸みどりと花の基金理事、NPO法人武蔵野農業ふれあい村理事なども務めている。