審査結果発表

実現した夢部門 受賞プラン詳細

最優秀特別賞
審査結果
最優秀特別賞
プラン名
週末の公園は子育て家族のテーマパーク
実施日
2019/4/20〜2023/9/20
実施団体名
NPO法人 桂公園こどもランド
主催
NPO法人 桂公園こどもランド
開催場所
桂公園こどもランド(新潟県十日町市)
参加人数
延べ21,000人
スタッフ数
30人
写真

夏に行う子どもの水遊び広場

動物の着ぐるみパフォーマンス

エアーダンサーとシャボン玉マシーン
実施概要
【乗り物のイベント】2019年から旧交通公園の敷地で通年土日祝日に「ゴーカート」など乗り物の運行を行っています。2022年には、廃園となった遊園地の「働く車バッテリーカー」を譲っていただき、当公園仕様に改良してメインの乗り物とし、走らせています。
【練習用自転車の貸し出し】2019年から、乗り物の運行をしない平日に、家庭で購入しても短期間で不要となりやすい「キックバイク」や「練習用自転車」を置き、無料貸し出しを行っています。
【夏季の水遊び広場 】2019年から夏季の土日祝日には、芝生に「ビニールプール」を並べて子供向けの水遊び広場を開設しています。「ウォータースライダー」や「トランポリン」、「カラーボール」や「ビニール玩具」などを使い、遊びの幅を広げています。
【築山の遊び場】2020年には、築山にオリジナルの「滑り台」と「芝生滑り」の遊び場をつくりました。滑り台は脱着式で、雪の積もる冬には取り外すことができます。
【オリジナルベンチ】2020年に建材の柱を利用し、座り方でテーブルにもなるオリジナルのロングベンチを製作しました。来園者へのメッセージやURL、小口のQRコードをスマホで読み取れば公園のHPに繋がるなど工夫しています。
【菜の花畑とヒマワリ畑】 2020年から、それまで春に「菜の花畑」を作っていた場所に、夏にも「ヒマワリ畑」を作る、二毛作にしました。背が低く花粉が出にくいなど、来園者目線で毎年品種を変えています。
【Webフォトコンテスト】 2020年より年に1〜2回、公園で撮影した子どもや家族の写真をWebサイトで募集するフォトコンテストを行い、現在は6回目の準備中です。企業や個人の協賛スポンサーがHP上に掲載される投稿写真を独自審査し、受賞者に賞金(商品券)を贈る企画です。
アピールポイント・参加動機等
長引く経済の低迷で子育て家庭の家計は厳しく、特に地方では大型遊園地などに連れていってもらえる子供はほんの一握りです。そこで地域の公園を、家計に負担なく気軽に行って楽しめるテーマパークにできたらと考えました。人が出掛けるということは、「非日常」を求めるためではないかと考えます。そこで、公園づくりは非日常的要素が大切だと考えました。しかし同じことを続けていれば、常連さんにとっては日常となってしまうため、常に変化のある公園づくりを心掛けています。老朽化した公園のリノベーションを始めてから9年目となりますが、お陰様で年々人気も高まり利用者も増え続けています。

【非日常の装飾】古い遊具も全てカラフルな色に塗り替えました。上空を「ガーランド」で飾り、至る所に「のぼり旗」を立て、いつも「お祭りやイベント」の雰囲気にしています。休日遊びに来てくれた子供たちには、何かしら理由を付けて風船をプレゼントしています。風船を持って走り回る子供たちも全て、公園をカラフルな「非日常の空間」にしてくれます。
【非日常の演出】週末の公園にはシャボン玉が漂い、大きな布製の人形がファンの風で踊ります。春秋には動物の着ぐるみで子供たちの相手をするなど「様々な非日常」を演出しています。来園者が発見して楽しめるように、「木に上る猫やカメレオン」、「切り株に潜むハリネズミやミミズク」など、リアル(自然物)とフェイク(作り物)を融合させて「ファンタジーな非日常」を演出しています。
【快適な環境】通年、雨天以外の土日祝日には定年退職を迎えた世代と高校生が1日平均10人程集まり、一緒に活動をしています。公園の清掃や遊具の拭き取り、夏の暑い日には公園入口にミストファンを設置し、ベンチは季節に合わせて木陰に移動します。日除けテントを配置してイスやテーブルを並べ、来園者がいつも快適に過ごせるよう気を配っています。

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