審査結果発表

実現した夢部門 受賞プラン詳細

入選
審査結果
入選
プラン名
八戸藩御家流加賀美流正伝流鏑馬 第二回興行
実施日
2019/9/21 〜 2021/11/26
実施団体名
八戸藩御家流加賀美流正伝流鏑馬再興会
主催
八戸藩御家流加賀美流正伝流鏑馬再興会
開催場所
馬淵川河川敷緑地公園(青森県八戸市長苗代字)
参加人数
500人
スタッフ数
30人
写真

実施写真1

実施写真2

実施写真3
実施概要
八戸市の公園緑地課が、国交省から一級河川・馬淵川の河川敷を緑地公園として市民の厚生福利に活用するため、恒常的に借用しています。冬季には除排雪の雪捨て場所に利用させてもらっています。そのため、ダンプも往来できる土手の舗装路に一般車両も往来出来ます。河川敷への坂道も整備されています。このような河川敷はここ1ヶ所です。この土手下の未利用緑地に流鏑馬の特設馬場を設け、八戸市の歴史的民俗遺産である、藩政時代の流鏑馬を興行する事例は、前例のない、新たな活用の裾野を拡げた快挙であったと自負しています。
アピールポイント・参加動機等
@前例のない新たな流鏑馬の特設馬場として、活用の場が増えました。しかも未利用エリアの活用でした。土手の下の草地が、平均して10m幅の平坦地でした。馬場をここに拵えました。壮大なスケールの馬場です。馬出しを見れば、秀峰南部富士・名久井岳が穏やかな稜線を見せ、川面を飛び立った白鳥の家族が、隊列を組んで飛翔しながら流鏑馬を見下ろしているではありませんか。観客もしばし白鳥の鳴き声のする空を見上げ、感嘆の声を上げました。
A馬を奔らせる馬場の拵え方は、家伝書により幅8尺、長さ2丁に杭を打ち縄を掛け、埒(らち)を拵(こしら)えます。武家政権の時代の政では、流鏑馬は最大の祭典でした。射手たちは、2 週間も女色を断ち、精進潔齋して、本義に臨みました。
B河川敷には在来馬が似合います。在来馬に付加価値を付けるため流鏑馬に使います。木曽馬や北海道和種(どさんこ)などです。
C事前に草地の草の刈払いをします。馬を奔らせる馬場としては芝生地に近いくらい、刈込をする方が蹄が草の根に引っかかる心配は無くなります。
D土手側に的を3本立てます。本義の幕間は、馬のクールダウンです。馬上の巫女が、舞扇や神楽鈴の舞を、琴と篠笛の合奏曲『八戸の未来に祈りを』をBGMに演じます。
E内舟渡(ないみなと)町内会の全戸に配布した招待チラシによる来場者や観客に、和鞍や馬装の馬に乗る体験や、記念写真撮影にも応じます。
F遠来の友情出演や、他流射手衆との交歓により、国際交流と他流との交歓など、歴史遺産を伝承する事と、女性にも射手の座を解放する改革性を両立し、対極にある文化でも止揚し合える哲学を、この馬淵川河川敷道場で旗揚げしたい。今回令和5年は3回目となる。

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