実現した夢部門 受賞プラン詳細
入選 |
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審査結果 |
入選 | |
プラン名 |
超効率・園児向け生物観察会 | |
実施日 |
2024/5/14〜2024/6/6 (うち4日間) | |
実施団体名 |
大川自然観察会 | |
主催 |
浦畑 龍司(大川自然観察会) | |
開催場所 |
大阪ふれあいの水辺(桜ノ宮ビーチ)(大阪府大阪市) | |
参加人数 |
304人 | |
スタッフ数 |
3人 | |
写真 |
魚(バス)を持てた子供。今回のテーマ。 |
展示した生き物の例。魚・甲殻類・亀など。 |
来場者。保育園児と、先生たち。 |
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実施概要 |
保育園児向けに、水辺にて魚・カニ・カメなどを見て、自由に触れあってもらえる自然観察会を開きました。 これだけだと、従来の自然観察会のように聞こえますが、今回、【大規模で効率のよいもの】とするため、開催方法を、以下の通り【一風変わったもの】に工夫しました。 ・まず、『5月中旬から6月上旬の平日午前中に、桜ノ宮ビーチにて投網などによる水辺の生き物の調査を行う』と記載したチラシを、近隣の15の保育園に配りました。 ・チラシには、調査予定日を明記したうえで『散歩のついでに立ち寄ってくれれば、捕れた生き物を自由に見て、触れてもらっても大丈夫』との旨を記載しました。 ・観察会当日早朝、スタッフは、桜ノ宮ビーチにてカニをタクアンで釣ったり、タモ網でカメを捕まえたり、投網で魚を取ったり、貝を拾うなどして、生物をあつめます。 ・10時を過ぎた頃から、保育園の先生の引率により散歩で訪れる保育園児たちが大量に桜ノ宮ビーチに訪れます(1日平均で75人程)。彼らに、捕まえた生き物の簡単な説明と、見る、触れるなどの体験をしてもらいます。 ・12時には保育園の散歩は終わりますので、それに合わせて自然観察会も終わり、片づけをして完了です。 多くの保育園では、週1〜2回程度、涼しい季節の午前中に、園児を連れて散歩を行われます。彼ら向けに、『散歩のついでに立ち寄ってくれたら、いきもの体験ができる』と伝えることで、『とても多くの、自然をあまり知らない子供たち』向けに、『少人数のスタッフ』で自然観察会を開くことが出来ました。 |
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アピールポイント・参加動機等 |
この「夢」のアピールポイントは大きく分けて以下2点です。 ・わずか【3名】のスタッフで、4日間で延べ人数【304名】もの動員となる大規模な自然観察会を開催できたこと。 ⇒ 従来の自然観察会の場合、10名程度のスタッフを組織したとしても、参加者は家族で30名程度を呼ぶのが限界です。しかし今回は、保育園児の引率は保育園の先生にお願いすることで、スタッフは生物捕獲と展示・説明に集中することができ、【低人数のスタッフで、大勢の来場者を呼び込める自然観察会】の開催が出来ました。 ・参加者の大部分が【自然観察会の未経験者である幼児】で占められていること。 ⇒ 本来、自然観察会に来て欲しいのは、自然観察の経験の少ない子供たちなのですが、自然観察会に応募して来られるのは、大部分が経験のある世帯です。しかし今回の参加者の大部分は、自然観察会の未経験者の幼児であり、【最も自然を経験させたい層に強いスポット当てた観察会】を開催させることが出来ました。 これらのことから、今回のこの取り組みは、【非常に効率の良い自然観察会】が実施できたものと思っております。 また、これらの特性は『だれでも、どこでも自然観察会を主催できる』ということを意味しています。 ・保育園児が先生の引率で散歩に来てくれるような、自然がちょっと残っている場所であれば開催が可能です。 ・例えば公園でドングリを並べて説明するだけでも開催が可能です。 ・少人数で開催できるので、会を組織すらしなくても開催が可能です。 ・イベント経費の232円とは、カニを釣る際のタクアンの代金232円です。たったそれだけで開催が可能です。 今回の取り組みに倣った自然観察会が、日本各地で実施されて、日本中の多くの子供たちに自然の楽しさや素晴らしさを知ってもらうこと。これこそが、今回の取り組みにおける真の「夢」です。 |