公園・夢プラン大賞2025 実施結果発表
公園・夢プラン大賞2025では、2025年4月18日(金)〜2025年9月26日(金)にかけて「実現した夢」「やりたい夢」の2部門を募集しました。
公園で行われ、皆さんの夢の実現となった「実現した夢」部門には39件、公園でやってみたいアイデアを募集する「やりたい夢」部門では583件の応募が寄せられました。審査会は2025年11月20日(木)に行われ、各部門の賞を決定いたしました。
多くの皆様にご応募いただき、誠にありがとうございました。そして受賞された皆様、おめでとうございます。
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審査会
| 審査委員長 | 三島 孔明 | 国立大学法人千葉大学大学院園芸学研究院准教授 | |
| 審査委員 | 浦田 啓充 | 一般社団法人日本公園緑地協会常務理事 | |
| 審査委員 | 小崎 奈央子 | 株式会社けやき出版代表取締役社長 | |
| 審査委員 | 小田原 一記 | 公益財団法人日本レクリエーション協会専務理事 | |
| 審査委員 | 梶木 典子 | 神戸女子大学家政学部家政学科教授 | |
| 審査委員 | 三谷 繭子 | 株式会社Groove Designs 代表取締役 | |
| 審査委員 | 室田 明里 | 株式会社アンドアイ代表取締役社長 | |
| 審査委員 | 舟引 敏明 | 一般財団法人公園財団公園管理運営研究所所長 | |
| (代理出席:一般財団法人公園財団副理事長 上垣 孝順) | |||
| オブザーバー | 町田 誠 | 一般財団法人公園財団常務理事 |
公園・夢プラン大賞2025 審査委員長講評
「実現した夢部門」では、アートを通じて公園施設の魅力を引き出し活性化する取り組みや、子育て世代を力強くサポートするアイデアなど、多種多様なプランが数多く寄せられました。厳正な審査の結果、動物をテーマに地域のつながりを深める取り組みや、市民による公園の芝生の長期的育成活動、子どもたちの自主性を育むプログラム、猛暑の季節でもワクワクしながら涼をとれる水遊びイベント、公有地を地域住民が活用し自給自足をめざす取り組み──といったユニークで社会的意義の高いプロジェクトが高く評価され、入賞の対象となりました。いずれのプランも甲乙つけがたい優れた内容であったため、入賞枠を拡大し、最優秀賞1点、優秀賞2点、入選6点の計9点を選出いたしました。
「やりたい夢部門」では、若い世代からの応募が目立ち、多世代が集い交流できるイベントや居場所づくりのアイデアが数多く提案された点が印象的でした。審査の結果、体を動かして健康増進を図る公園プログラムや、公園の特徴を生かしたフォトコンテスト、子どもの思いを表した小さな家で公園内に小さな街をつくるイベント、子育て世代が安心して過ごせるコミュニティスペースの創出、読書好きが自然の中でゆったり本と向き合える「木の上の図書館」など、暮らしを豊かに彩るアイデアが入賞しました。
今回寄せられた活動やアイデアの数々から、昨年度と同様に、公園がさまざまな社会課題を解決する場として認識されていることを強く実感しました。多様な視点・バックグラウンドを持つ応募者による提案はどれも魅力的で、審査会では活発な議論が繰り広げられました。その結果、未来への期待がふくらむ素晴らしいプランを選出することができました。
今後も、公園や緑地が市民の暮らしや地域活動を支え、日常に彩りを添える場として、ますます活用されていくことを願っています。そして、皆様からさらに夢のあるアイデアが生まれ、地域社会が一層元気になることを期待しています。
審査委員長紹介
三島 孔明(Komei Mishima)
千葉大学大学院園芸学研究院 准教授
1997年より千葉大学園芸学部に勤務。着任後は、緑地の生理・心理的効果や樹木の生長特性、緑地の利用、環境教育、社会園芸学に関する教育と研究に携わった。現在の主な専門は、環境教育、人と緑とのかかわり、食農体験、環境分野の教育と情報普及など。担当授業は、環境教育学概論(学部),ランドスケーププロジェクト演習(博士前期課程)ほか。授業の一環として、自治体やNPO等の協力のもと,子ども向けの自然に触れる活動や科学講座の実践指導を行っている。
所属学会は、日本環境教育学会,日本農業教育学会,日本造園学会,人間・植物関係学会ほか。日本造園学会では、技術者の継続教育制度の設立と運営に携わってきた。また、松戸市食育推進会議委員、公益社団法人松戸みどりと花の基金理事、NPO法人武蔵野農業ふれあい村理事なども務めている。





